プーチン政権によるウクライナ軍事侵攻開始から２年以上たったいまも、ウクライナの人々の多くは「侵略・占領には絶対に屈しない！」と抵抗しつづけています。「早く降伏した方がよい」とか「プーチンよりNATOの方が悪い」とかとプーチン政権を擁護する主張に憤り、〈プーチンの戦争〉をはね返すために必死にたたかうウクライナの民衆、そして「反戦・反プーチン」の声をあげるロシアの民衆の思いにも迫りつつ、考えます。ロシアのウクライナ侵略とイスラエルのガザの民衆の殺りく。二つの戦争に”私たちはどう向き合うか”、ともに考えませんか？
基礎からわかります。

　いま岸田政権は、日米一体で中国（北朝鮮）を先制攻撃する体制をつくりだすなどの大軍拡をすすめ、沖縄や南西諸島をはじめとした全国の軍事基地の増強、さらには国家をあげての武器輸出や、大学でも軍事技術の研究を進めています。
　❝新たな戦前❞とも言われるいま、政府による大学への統制も強まっています。いま日本はどこにむかっているのか？　日本の大学で何が起きているのか？　迫っていきましょう。

　ウクライナ侵攻を契機にエネルギーや穀物の価格が上昇し、私たちの生活は苦しくなっています。物価高騰のもとで独占資本は空前の利益を上げ、富める者はますます富み、貧しい者は、ますます貧しくなっています。また、地球温暖化がもたらす異常気象による大規模災害の被害は、生活が困窮している人々に集中し、農漁業への打撃も深刻です。
　にもかかわらず、米・欧・日や中国の政府は、貧困・食料危機対策や、CO2削減策をそっちのけにして、自国の「国益」を優先にして激突しているのです。
　こうした危機を断ち切る力はどこにあるのか？　ともに考えていきましょう。